高宕山 Takagoyama ― 2012/01/21
[房総] 高宕山(330m) 2012年1月9日(月) → 休日の山歩き top
1年ぶりの房総半島の低山歩きは、清和県民の森に含まれる高宕山(タカゴヤマ)に行くことにした。昨シーズンに行った亀山湖や三石山の地域と隣接するが、初めて行く山域だ。車を利用し、三島神社から林道に入り駐車し、八良塚(ハチロウヅカ)を経て高宕山に至り、さらに石射太郎(イシイタロウ)を回って林道で車まで戻るコースを計画した。電子国土地図を印刷し貼り合わせて持参することにした。
【八良塚を経て高宕山へ】
成人の日の朝、冬晴れの天気だがやや霞んでいる。午前8時過ぎに木更津を出発し鴨川への道を快走し、三島湖の先の宿原で右に入り、三島神社を過ぎて怒田沢林道に入る。2つ目のトンネルの手前左側に高宕山への登山口があり、道路脇のスペースに既に4台駐車している。ここに車を停め、9時40分出発。
成人の日の朝、冬晴れの天気だがやや霞んでいる。午前8時過ぎに木更津を出発し鴨川への道を快走し、三島湖の先の宿原で右に入り、三島神社を過ぎて怒田沢林道に入る。2つ目のトンネルの手前左側に高宕山への登山口があり、道路脇のスペースに既に4台駐車している。ここに車を停め、9時40分出発。
道は県民の森の遊歩道で、すぐに尾根に上がり、ピークを巻いたりして緩やかに登る。程なく最初の分岐になり、コース全体がまだ把握できてないので地図をよく見て確認し、八良塚の方向へ左折した。
道は県民の森により丁寧すぎるくらいよく管理されているが、アップダウンが多い。岩を削った階段も多く、削り易い岩でできているようだ。ベンチのある展望台で、先行して歩いていた男性と話をすると、この人は石射太郎の下の林道に車を停め、八良塚、高宕山、石射太郎と回って駐車場所に戻るとのこと。金吊しという表示の後、一旦下り、シダ類などで緑深い登りを経て、八良塚(342m)に着いた。
今日のコースの最高地点になるはずだが、常緑広葉樹などに囲まれ展望がない。小さな祠と展望台を経て大きく下ると、奥畑バス停から登ってくる道と合流する広場に出た。ここからは関東ふれあいの道になる。三郡山へのコースを分け、右の高宕山への尾根をたどる。
【高宕山山頂】
高宕山の山頂直下と思われる地点に着き、上方から人の声も聞こえるが、なぜか直登する道が虎ロープで止められ、右へ巻くように指示されているので、しかたなくそれに従う。岩の下を通り結構大回りし、挙げ句の果て滑り易い下り道で転んでしまった。
石射太郎や高宕大滝への道を分ける四叉路になり、ようやく高宕山への最後の登りに入ると、先程金吊しの展望台で話をした男性が早くも下りてきて、山頂へは直登の道を登ったそうだ。
岩の斜面や梯子段を登り、反時計回りで山頂に近づき、最後の梯子で岩の間を抜けると、高宕山(315m)山頂に出た。12時10分。展望がよく、これまで断片的に見えていた周りの景色が初めて一つに繋がった。山頂の一角に木立があり、その右に八良塚が間近だ。それより右に南方向の山並みが広がる。
山頂には3組5人ほどが座って休んでおり、10人も座ると満杯になりそうな山頂だ。祠があり、溝をまたいで飛び移る岩の上に、標高を書いた木の柱が立っている。
山頂の人達は、私と同じ三島神社の登山口のほか、奥畑、石射太郎の下など、銘々の方向から登ってきたようだ。また、この一帯はニホンザルの生息地とされているものの、何年も来ているがサルは見たことがなく、イノシシが生息する様子はよく見ると言う人もいた。風がなく、上着を脱いでシャツだけになっても寒さを感じない。弁当を食べ休んだ後、下山にかかる。
山頂下に、来た方向とは逆に反時計回りの道がついており、行ってみると、山頂を一周して梯子段の所に出た。
【石射太郎】
山頂下の四叉路で石射太郎の方向に進み、岩のトンネルを抜けると、大岩の下にへばり付くように高宕観音のお堂が建っている。狛犬のある石段を下り、尾根道を下り気味に歩く。
山頂下の四叉路で石射太郎の方向に進み、岩のトンネルを抜けると、大岩の下にへばり付くように高宕観音のお堂が建っている。狛犬のある石段を下り、尾根道を下り気味に歩く。
この辺りで出会った人から、この下の林道で崖崩れがあったと教えられた。コース途中から三角の岩の石射太郎が見上げられた。
石射太郎への登りに入り、トタン張りの小屋(サルの餌付け小屋)とベンチと柵のある展望台に着いた。ここが石射太郎で、高宕山や八良塚の展望がよい。今日のコースの途中や高宕山山頂からも見えた三角の岩山が展望台横にあるが、進入禁止だ。
石射太郎の展望台から、高宕山(中央右)や八良塚(中央)を望む。
【高宕林道を経て下山】
石射太郎の先で、関東ふれあいの道は鹿野山まで続いているが、分岐を右に下り、林道に出た。左手は植畑から上がってくる林道で、車が数台停まっており、先程の人の話によればその先の林道が崖崩れになったらしく、どうするのだろうかと思いつつ、自分は右手の高宕林道に進む。こちらの林道は未舗装で、車止めが置いてある。
石射太郎の先で、関東ふれあいの道は鹿野山まで続いているが、分岐を右に下り、林道に出た。左手は植畑から上がってくる林道で、車が数台停まっており、先程の人の話によればその先の林道が崖崩れになったらしく、どうするのだろうかと思いつつ、自分は右手の高宕林道に進む。こちらの林道は未舗装で、車止めが置いてある。
いくつかトンネルを通過して歩くと、1台の車が通って行った。道は川沿いになるが、川の流れは逆向きで、川上に向かって歩く。
(この辺りが今日のコースの高度最低の地点で約80mか。)
道の左手の斜面に遊歩道が登っていくのを見送る。
(これは県民の森の監視所コースで、電子国土地図には記載されてないが、このルートでも駐車場所に戻れる。)
次の分岐で高宕大滝に寄り道する。滝と言っても岩の斜面を水が滑り落ちる程度だ。再び林道に戻ると、下山路だと言うのに舗装された林道は登りになった。最後までアップダウンの多いコースだ。トンネルを4つ抜けると登山口に着いた。既に自車1台だけになっていた。午後3時過ぎ、5時間半の周回コースとなった。高宕山は、低山ながら、緑深いコースを歩き、人気のある山だ。
三島神社の立派な境内に立ち寄って帰った。
【行程】
8:40木更津発⇒9:33君津・高宕山登山口着
8:40木更津発⇒9:33君津・高宕山登山口着
9:43登山口→9:56監視所コース分岐10:03→10:28金吊し展望台10:40→11:03八良塚→11:21奥畑分岐11:26→11:32三郡山分岐→11:53高宕山山頂直下→12:00四叉路→12:09高宕山山頂12:47→12:55四叉路→12:59高宕観音13:03→13:44石射太郎13:58→14:10高宕林道起点→14:27監視所コース入口→14:44高宕大滝分岐14:53→15:12登山口
歩行時間 5時間29分
高低差 登山口約150m→八良塚342m→高宕林道最低点約80m→登山口=±約260m
高低差 登山口約150m→八良塚342m→高宕林道最低点約80m→登山口=±約260m
15:24登山口発⇒15:31三島神社⇒16:30木更津着
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