茅ヶ岳 Kayagatake2012/05/16

[山梨] 茅ヶ岳(1703m)、金ヶ岳(1764m)  2012年5月5日(土)  休日の山歩き top

今年の5月の大型連休は天気に恵まれなかったが、5日のこどもの日だけは天気が良く、深田久弥ゆかりの山、茅ヶ岳に出かけた。深田公園駐車場を利用し、茅ヶ岳から金ヶ岳を経て明野の方向に下り、長い林道歩きで駐車場に戻る周回コースを歩いた。
地図

【行程】
5時木更津発⇒首都高・中央道⇒6:55韮崎IC出⇒7:08深田公園駐車場着

7:21駐車場→7:24深田公園7:31→7:48林道交差→8:18女岩→8:52稜線上9:00→9:02深田久弥終焉の地→9:17茅ヶ岳山頂10:20→10:33岩の門→10:53観音峠分岐→11:00金ヶ岳南峰→11:12金ヶ岳北峰11:38→12:47前山大明神林道へ12:54→13:13千本桜登山口→14:06茅ヶ岳登山道へ→14:22駐車場

14:55深田公園駐車場発⇒15:06韮崎IC入⇒16:10~18:30頃渋滞⇒18:36八王子IC出⇒19時半小平着

歩行時間  [ ]内はコースタイム
登山口→茅ヶ岳        [2:20] 1:56 +山頂1:03
茅ヶ岳→金ヶ岳→林道出合 [2:20] 2:27(金ヶ岳山頂0:26含む)
林道歩き→登山口      [1:50] 1:35
計                [6:30] 7:01

標高差 登山口935m←→金ヶ岳1764m=±829m

【深田公園駐車場から出発】
早朝出発、中央道を順調に走行し、7時頃、韮崎ICを下りて山の方へ10分余り走り、深田公園駐車場に着いた。駐車場が満杯になる前にと早めを心掛けたが、既に満杯に近い車が停まる時間になっていた。ログハウス風のトイレがある。7時20分、茅ヶ岳に向けて出発。左手の深田記念公園に立ち寄ると、「百の頂に百の喜びあり」と彫られた御影石の石碑に茅ヶ岳が映り込んでいる。ツツジがピンク色に咲いている。
深田記念公園から茅ヶ岳を望む

【茅ヶ岳を目指す】
登山道に戻り、車も通れそうな幅のある道を谷沿いに緩やかに登る。連休とあって、若者や子供連れのグループも多い。広葉樹の若葉が初々しい。
女岩への登山道

新緑

舗装された林道を横切り、傾斜がやや急になり、女岩に着いた。ただし女岩へは落石が多いため50m手前で立入禁止とのことで、水場にもたどり着けない。
女岩

そこから右手の岩だらけの急斜面に取り付く。子供たちが「わあ、道があるの?」と驚いていたが、確かに、それまでの歩き易い道から一転し、テープを頼りに道を選びながら登る所もあり、ジグザグに急斜面を登り続ける。やがて、周りの木に若葉も生え揃わないようになり、稜線上に着く。右手の尾根の岩に上がると金峰山や富士山の展望が開けた。左手の茅ヶ岳への尾根を登るとすぐに深田久弥終焉の地の石碑がある。
金峰山(右)、小川山と瑞牆山(左)

【茅ヶ岳山頂】
尾根通しで歩き、茅ヶ岳山頂に着く。登山口の駐車場から約2時間だ。やや広い山頂は石がごろごろしてしており、既に大勢の人が休んでいる。山頂からは360度の展望が広がり、金峰山や富士山のほか、中央線沿線の町並みを挟んで対峙する南アルプスは、右端に甲斐駒ヶ岳が陣取り、正面に鳳凰三山、その後ろに北岳や間ノ岳らしい白峰がのぞいている。八ヶ岳も、金ヶ岳に少し隠れているが間近だ。昼食をとり、山頂で1時間ほど過ごした後、金ヶ岳に向かう。
茅ヶ岳山頂

(右から)甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山


金ヶ岳と八ヶ岳

【金ヶ岳山頂】
細い尾根を下り、登りに転じて岩の門をくぐり、観音峠への分岐、金ヶ岳南峰を経て、金ヶ岳北峰に着いた。こちらはあまり広くない山頂で、多くの人が休んでいる。この山頂は茅ヶ岳より60m高く今日の最高地点で、茅ヶ岳は確かに見下ろす位置にあり、山頂に小さな人影がたくさん見える。この茅ヶ岳の真後ろに富士山が控える。観音岳の後ろに北岳がより大きく見えるようになった。展望を楽しんだ後、明野の方向に下山する。
茅ヶ岳と富士山

(中央)鳳凰三山の後ろに北岳、間ノ岳が見える

【下山路】
細い尾根を下る。右側が爆裂火口になっている。八ヶ岳がすっきり望める場所がある。
八ヶ岳 (左から)編笠岳、権現岳、阿弥陀岳、赤岳、横岳

歩き易い道を下り、次第に若葉も多くなってきて、林道(前山大明神林道)に出合った。金ヶ岳からここまで1時間余り。ここで明野への道と別れ、林道歩きを始める。道沿いに背の高い桜や山吹が花をつけて華やかだ。谷と尾根を回り込んで緩やかに下り、茅ヶ岳から千本桜を経て下りてくる道を合わせ、舗装道路になる辺りから緩やかな登りになり、林道歩き1時間余りとなった所で登りの登山道と出合い、駐車場に戻った。
前山大明神林道へ

前山大明神林道

午後2時20分になっており、7時間の行程だった。
帰路の中央道では、神奈川・東京都県境の小仏トンネルまでの区間に3時間かかる渋滞で、7時半に東京に着いた。

【参考資料】山梨県の山(山と渓谷社2006年)

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